生きてるさきからすぐわすれる

サルが早く人間になりたいと願うその過程

眠剤があまり良くきかない。
寝たいと思ってるならパソコン閉じてじっとしてろって話だけれど、暗い中でぐるぐる思考の渦に巻かれてじっとしてるの本当にきつい。
ちょうど今なら考えてること言葉にできそうなので、吐き出して頭の中整理していきたい。

けっこう今つんでいる。
まず卒論が進まない。今年卒業しなければ退学扱いになるので出せなければ本気で死ぬしかない。
書きたいことが言語化できない。使いたい言葉がでてこない。頭の中がぐちゃぐちゃして文章がかけない。構造としてまとめられない。
読んでいる本の内容が頭にはいってこない。頭の中に靄がかかっている。やらなきゃいけないのに動けず、ずっと横になっている。
完全に鬱の状態が出ている。
もともと頭の中を順序立てて、考えていることに適した言葉をあてはめて、書いたり話したりすることが苦手なのだ。
苦手を見ないふりをして逃げてきたつけが来ている。自業自得であり、これは約束された結末だ。
死にたい。自分は生きる価値にない糞袋だ。
でもなんとかして形にしなければ学費を出してくれた親に申し訳が立たない。本当にごめんなさい。
やるしかないんだよ。やるしかないんだ。
明日が来るのが怖い。いつもそれ。

九月の終わりに母親が突然死んだ。学校に行って帰ってきて、いつも通り居間で寝てるかなって思ってたらもう息をしていなかった。
母は居間でいつも寝たきりの状態で、父はその傍で仕事してたりテレビを見たり暮らしていたのだが、父が気付かないうちに心停止をしていたらしい。自分が気付いて、そこから救急車をよんだ。来るまでの間心臓マッサージしていて、怖くて泣くしかできなかった。救急車が来て父だけ乗っていき、自分はタクシーで病院に向かった。涙はすでに止まっていた。薄情である。父にもっと早く帰ってくればよかったと言ってしまった。気づかないうちに傍で母が死んでしまった父のほうが傷ついているかもしれないのに。自分のことばかりで情けない。年齢的にはもういい年した大人なのに。
病気にかかっていて、ほんの半年前まで普通にしていたのに、見る見るうちに小さくなって皮と骨しかなくなって、母の姿を見るたびに先のことを考えるのが怖かった。一番怖いのは母だったろうに。もっと話をきいて傍にいてやればよかった。好きな甘いもの食べられるときにもっと食べさせてあげればよかった。もう少し早く帰ってくれば母はまだ生きていたのかもしれない。
母は早くに母親を亡くしてて、後妻の人とあまり仲がよくなかったらしい。高校卒業してすぐ就職して、働きながら育ててくれてた。職場の鬱でやめるまで働いてくれてた。それがあるから学校行けたし、留年しててもなんとかなってる。大切なお金なのに、無駄遣いしてごめんなさい。
母の来歴を知ったのは最近なんだけど、母の為になにかしてやらなきゃと思いつつ自分のことでいっぱいいっぱいで、満足にやる前に亡くなってしまった。
本当にごめんなさい。小学生の頃までタイムスリップして、家事とかもっと手伝えばよかった。中学の時に学校が嫌で、いかなかったり登下校のときに過呼吸になったりして心配かけないようにしたかった。本当にダメな子どもでごめんなさい。
わたしのせいでがんになったんじゃないか。本当にごめんなさい。もっと安心させたかった。いつも心配かけて、ごめんなさい。
もっと母に優しくしたり、傍にいてあげればよかった。母とはそりが合わず、減らず口叩いたり口げんかになってしまった。なんでもっと優しくできなかったんだろう。もっと個人として、誠実にむきあえなかったんだろう。甘え過ぎてごめんなさい。
ごめんなさいとしか言えない。ありがとうって言えない自分がいやだ。お母さんごめんなさい。

いつもダメになって終わる。きれいに終わったことはない。いつも後悔している。その中でも一番つらい。
もっと母を幸せにしてやりたかった。一面では母は決して不幸一辺倒じゃないことは知っている。友人が多くて、いつも誰かと旅行に行ったり会食してたりして、葬儀にも人がたくさん来て、その後も線香をあげに来てくれた。だけどさ、やっぱり私がもっと普通に生きてけたら心労も少なかったと思う。
もっとちゃんとして、お母さんに楽させたかった。させなきゃいけなかった。

今はちゃんと動くことが母に対して誠実になることだと思うので。明日起きて、図書館いく。バイトでお世話になった人にお礼をいう。
やりとげたい。

あと将来設計について。
なるべく早く死にたいけど、母の七回忌+父を看取るまでは必ず生きていく。父だけでも育ててくれた恩義を返す。最後まで介護する。
自分の精神上逃げるんじゃないかと怖気付きそうになるけど、こうして明文化すれば少しだけでも逃げないよう網を張ることができる気がする。
全部終わったら、少しでも兄夫婦に迷惑をかけないように死ぬ。今の計画では少しずつ用意した薬で自殺するつもりだが、自殺自体が迷惑なのは百も承知なので、せめて手続き代、迷惑料を貯めてから死ぬ。できれば遺体もすぐ回収できるように調べておく。

あと四十九日の法要の前日にロロみた。逃避してる場合じゃないけど逃避です。最近のに比べればあら削りだけど、わたしが好きな要素がたくさん詰まっていて、いつも言語化できない自分の中のぐるぐるしたもの、好きだと思ってることが言葉や形になって見れることにだいぶ救われた。なんでもいいけど、こんなふうに作品として昇華できればよいのにな。考えてることとか感じてることはすぐ忘れてしまうのが悲しい。

だいぶぐちゃぐちゃになった。
自己満野郎チラシの裏に書いとけ案件だけど、後の自分のためにここに残します。
初志貫徹してください。